Wednesday, July 26, 2017

10 g 選手権

<アクアリウムプログラム>

水環境研究室の手束です。

私が担当している専門の講義の中に、環境分析を学ぶ講義があります。

環境について知ったり、予測したり、対策を立てたりするためには、まず信用できるデータを得ることが重要です。そのため、講義では精確かつ正確に測定をする方法についての知識を学びます。

先日、この知識を実際に使えるかどうかを試す「10 g選手権」を開催しました。
内容は、水環境研究室の実験室の中から10 gの水を分取できる実験器具を選び、10回計測の精度を競うものです。(他の人と同じ方法を選んではいけないというルールを設けています。)

もちろん、一番は天秤を使って10gを量った学生さんでした。
結果はさておき、何故その方法を選んだのか?が重要なので、
2位以下の学生さんには使用した実験器具のメリットや敗因について説明しもらいました。

 一番は天秤ですが、、、
実は、もっと精確かつ正確に計量できる天秤が右側にありました。

 良い選択ですね。液体を出す用の実験器具、ホールピペットです。



















液体を受ける用のメスシリンダーですね。
腕が良かったのか? 勝利への執念なのか?ホールピペットと同じ結果でした。











便利なデジタルピペット、表示の値とずれていることが多々あるため、使用する際には必ず表示と実際の値が同じなのか確認が必要となります。
良い選択でしたが、デジタルピペットが少しずれていたため、残念ながら正確さには欠けました。
 
 

















低学年の学生に10g選手権の話をしたところ、手に乗せて正確に量れるという職人技を持つ学生がいるとのこと、次年度の講義が楽しみになってきました。

 

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