Friday, December 1, 2017

蜃気楼

只今、12月1日16:00
大学前の海に蜃気楼が見えています。



こちらは下位蜃気楼とよばれる全国的に見られる一般的な蜃気楼(※)で、空気層が上が冷たく下が暖かい「上冷下暖」の温度構造だと見られるものです。

そして、よく見ると海面からちょっと浮かんでいるように見えるのが「浮島現象」とよばれるもので、夏の熱いアスファルト上に見られる「逃げ水」と同じ原理です。


「上冷下暖」の温度構造
  • 夏のアスファルトの場合:(上)大気、(下)とても熱くなったアスファルト
  • 冬の海上の場合:(上):とても冷たい冬の大気、(下)相対的に暖かい海水


下位蜃気楼は冬にはわりとよく発生する現象ですが、研究室の窓から下位蜃気楼を見られる大学はあまり多くは無いと思います。
窓からいつでも水平線を見ることのできる千葉科学大学では、こんな面白い自然現象に合うチャンスがあります。


※そのほかに上位蜃気楼とよばれるめずらしい蜃気楼もあります。2016年度の縫村ゼミ卒論生の一人が卒業研究で取り組みました。

(投稿者:手束・縫村)

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