Tuesday, November 8, 2016

環境科学ゼミナール(水環境研究室編)

<アクアリウムプログラム>

水環境研究室の手束です。
今日は、実習を手伝ってもらっているゼミ生の先輩後輩コンビから、
実習の様子を紹介してもらいます。
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水環境研究室修士1年の遠藤、学部4年の星です。

今回は2年生の授業「環境科学ゼミナール」で2年生が水環境研究室で行っている実習について紹介します。

水環境研究室では水を綺麗にするための材料合成、銚子周辺の地下水調査、温泉の成分分析など幅広い研究を行っています。その中で、2年生には2回に渡って材料合成と合成した試料を使って実際に水を綺麗にする実験を体験してもらいました。私たちはアシスタントとして2年生のサポートを行いました。

1回目は、「イオン交換体」と呼ばれる水処理材料を合成します。



金 属塩水溶液をアルカリ性にすることで沈殿物を得ます。金属溶液の組み合わせを班ごとに変えているので溶液の色が全く違います。今後どんな色になっていくのか注目です。


pHの調整が意外と難しいため、手束先生がヒントを出してくれます。全員が手を止め、先生のヒントに耳を傾けています。











八田先生が見学に来ました。カラフルな実験に興味津々です。

来週の吸着実験で使う水を誰が採水してくるかじゃんけんで決めています。

2週目は前回作ったイオン交換体を使って実際に銚子の水を綺麗にする実験を行います。
銚子の湧水とイオン交換体を混ぜ、一生懸命振ります。



注射器を使って固体と液体を分ける作業をします。注射器を押すのにけっこう力が必要なのでみんな一苦労しています。


  吸着実験の結果を見ると、対象物質を除去できていた班、できていなかった班と様々でしたが、液体から固体を作り、実際に水を綺麗にする実験を通して何か新たな発見があればうれしいです。

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再び、手束です。
この実験、通常は講義3回必要なのですが、今年は時間がなかったので、固体と液体を分けて固体を粉状にする作業が省かれていました。
この作業は先輩後輩コンビが秘かにやってくれていました。ありがとうございました。
名付けて、3分クッキング実験だそうです。



今日で今年の環境科学ゼミナール(手束担当)は終了です。

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