Wednesday, October 19, 2016

石川県の博物館に行きました

<博物館学芸員課程>

環境危機管理学科きのこ研究室の糟谷大河です。10月14日から17日まで,きのこの野外調査などのため,石川県に行きました。その際に,小松市立博物館で,学芸員の方ときのこの標本作成方法などについての打ち合わせをしました。

日本遺産認定記念特別展「珠玉と歩む物語~小松の石と文化」が開催されています。

きのこの標本は,乾燥標本や液浸標本などの作製方法がありますが,博物館での展示に適した標本作製の方法について打ち合わせをしました。また,学芸員の方に現在開催中の特別展の解説もしていただきました。

特別展の展示場の入り口。きれいな紫水晶です。

小松市は小松製作所(コマツ)の発祥の地ですが,もともとは市内で銅の採掘をしていたのがはじまりです。このほかにも,小松市には様々な石材を活用した産業が現在まで受け継がれており,これらの歴史が織りなすストーリーが,平成28年度の「日本遺産」に認定されたとのことです。

展示室の照明にはLEDが利用されています。

一部の展示室は今回の特別展を前に大幅リニューアルされ,LED照明が導入されていました。LED照明は展示資料の損傷や変退色を抑制するのに適しているとされ,近年では多くの博物館で導入されるようになっています。博物館では,このように資料の収集保存・調査研究・活用発信の方法を常に検討しながら,さまざまな活動を行っており,そこでは学芸員が日夜活躍しています。

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