地形地質担当の植木です.「野外調査法」2日目の様子です.
5月1日 またもや快晴 学生の?日頃の行動が良いためでしょう.
7時に起床.学生さん,寝不足は大丈夫でしょうか?8時半に宿をバスで出発しました.
地点6 御前山
御前山は標高200 m以下の小さな山です.
江戸時代に徳川幕府の留山になっていたおかげで,自然の植生が残っています.ここは年平均気温が13度くらいで,暖かい気候に適した常緑広葉 樹とやや寒い地域に適した落葉広葉樹が混在しています.午前中は糟谷先生のワンマンショーです.
駐車場で糟谷先生がルートや植生の概要を説明しています.
学生は野帳にメモする姿がさまになってきました.
山道の途中で植生を観察します.ここでは,天然のスギと
ヒノキが混在して生えています(葉っぱの形で区別できます).
木が病気になると「こぶ」ができます.
こぶのすき間にナメクジや陸生の貝がいました.
1本の木だけでも,さまざまな生物の生態系を作っています.
川沿いに植えられたケヤキです.新録がきれいですね.
これほどまとまって生えているのは珍しいです.
地点7 百観音近くの緒川の河原
午後前半は小濱先生の担当です.小さな川に生きている生物を観察し,水質の判定をしました.
生物採取に必要な道具(網や図鑑など)と使い方の説明を受けまし た.
超気合いが入っていた,胴長持参のわたなべくん.
川の中で網をふりました.
採取した水生昆虫,魚,両生類をプラスチックのケースに入れて
観察します.そして,図鑑を使って同定します.
地点8 道の駅かつらの対岸の那珂川の河原
河原の石を使って,ストーンペインティングをしました.小学校での理科の中で,小学生に地学に興味をもってもらう一つの 方法です.植木が担当しました.
自分でこれはと思った石を拾い,アクリル絵の具で絵を書きました .
みな童心に帰っています.しかし,邪念がある大人はうまくできま せん.
全部の活動が終わり,河原で記念撮影です.
2日間が3,4日に感じました.
先生方は安全に終わって,ほっとしました.
これから,野外観察の結果を班ごとにまとめて,発表会を行います.野外調査法の授業は大学に戻ってからも続きま す.
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