Friday, July 31, 2015

1年生必修授業「フレッシュマン実習」の締めは”ストーンペインティング”

 地形地質担当の植木です.

 1年生の前期最後のフレッシュマン実習は,
チューターの縫村先生が出張のため,急遽植木が担当しました.
何をしようか考えたのですが,理科教育もいいかと,
ストーンペインティングをやることにしました.

 ストーンペインティングとは石にキャンバスに見立てて,
絵の具で絵を描くことですが,
私はよく小学生にやっています.
小学校の1,2年の生活科や3,4年の理科では,
栽培や観察の学習が多く,地学に関係する内容はあまりありません.
小学生もなるべく早くから,地学に親しみを持ってもらいたいと思い,
ストーンペインティングはその一つの方法です.

 そんな小難しいことを話した後,実際に1年生にやってもらいました.
机をくっつけて,仲良くみなでわいわい石に絵を描いています.

こんな感じです.

アクリル絵の具は優れものです.
アクリル絵の具は水で溶くことができ,乾くと水に溶けません.
ですので,重ね塗りができます.100円ショップで売っています.

いろいろな作品を紹介しましょう.

ひよこです.


そのまんま,なすです.


かわいいすみっコぐらしです(男子).


埼玉県吉川市のご当地キャラクター,なまりんです.


恐竜と田中さんです(本人いわく力作です).


ドラえもんです.丸い石の形を生かしています.


ハンバーグです.皿を上手く使っています.



最優秀賞はこれです.顔です.


藤原くん,おめでとう.
チャートという固くてつるつるの石,
また石の面を使っています.
わざと絵の具が少なく塗っているのもgoodです.

 小学生がやると大騒ぎで大盛り上がりですが,大学生でも楽しめます.
これで,少しでも地形地質が好きになってくれるといいなと思います.

Sunday, July 26, 2015

イラストを通して地震の本が取り持つ縁

 地形地質担当の植木です.

 3年生の選択授業「地震と災害」では,防災紙芝居以外にも
いろいろなことをやっています.
ちょっと難しい?地震の基礎知識を一通り勉強した後に,
一般向けの本を皆で読みました.

 上大岡トメ&アネ「生き延びるための地震学入門」です.
二人は姉妹で,妹のトメは漫画家,姉のアネは大学で地震学の先生です.
イラストが多く,とてもわかりやすい本です
(幻冬舎の回し者ではありませんが).

 その本を読んで,自分の感想をイラストにして,
トメ&アネに送りました.これは,表現の練習です.

たとえば,こんなイラスト.




私も一枚描いたのですが,それはないしょ.

 そうしたら,なんと,トメからお返事のイラストが返ってきました.
さすが,本職.
上手で,見ていて楽しくなりますね.



アネからは,学生一人一人にコメントをいただきました.

 私も学生も大喜びです.
1冊の地震の本が取り持つ不思議な縁です.
これで,学生がもっともっと地震と災害の勉強する気になると嬉しいです.
また,人に伝えることの重要性にも気付いてほしいですね.

 上大岡トメ&アネのお二人に感謝,感謝です.
どうもありがとうございました.

第2回オープンキャンパス開催!

環境危機管理学科の糟谷大河(きのこ研究室)です。7月25日(土)~26日(日)にかけて,千葉科学大学の第2回オープンキャンパスが開催されました。暑い日差しが照りつける夏空のもと,多数の高校生や保護者の皆様にお越しいただきました。地元・銚子周辺をはじめ,千葉,茨城,東京など関東各地から,そして遠くは山口県からも,多くの方々が見学に来られました。

ポスター・パネルの展示やプレゼンテーションなどを通じて,環境危機管理学科での講義・実習の内容,研究内容や将来の進路などについて紹介しました。

3年の学生が,来場者に説明しています。学科の雰囲気や,学生生活の様子などを知る貴重な機会です。

銚子市内で見られるきのこの展示も行いました。

次回の第3回オープンキャンパスは8月29日(土)に開催されます。環境危機管理学科のイベントでは,教員や学生と気軽にお話しすることができます。受験生の皆さん,高校生の皆さん,千葉科学大学のオープンキャンパスに参加して,大学の実際の雰囲気や様子などを体感してみませんか?お待ちしています!

Friday, July 24, 2015

紙芝居上演

地形地質担当の植木です.


 3年生の選択授業「地震と災害」で,学生達が防災紙芝居を上演しました.
この授業の前半は対数の計算などが多いのですが,後半は,地震と災害を題材にして,考えて行動する力(リテラシー)をつけるために,さまざまなことをしています.

 今回,紙芝居を作ってもらったのは,防災を考えるきっかけにし,人(とくに児童)にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力をつけるためです.


こんな感じで紙芝居を読みます


教室の前に陣取って見ています.


最優秀賞の鷹野君,小鳥の絵がかわいいです.


岩立君,描いたカップルがいい味をだしている?


稲葉君もいちごときゃべつがかわいい


手束先生も登場しました


 今年の紙芝居は力作揃いで,大盛り上がりでした.
普段知らない学生の実態を垣間見ることができました.
みなさんよくがんばりました.

Tuesday, July 21, 2015

女子集合!

水環境研究室の手束です。
この夏、女子中学生・女子高校生の皆さんがもっともっと元気になるイベントを開催します!
女子大生も一緒に元気に盛り上がる予定です。詳細はチラシをご覧ください。
(学生さんが素敵なチラシを作成してくれました。)

Sunday, July 19, 2015

東海村のきのこ観察会に参加しました

環境危機管理学科の糟谷大河(きのこ研究室)です。7月18日に,茨城県東海村の石神城址公園で開催された,「東海村の環境調べ隊」のきのこ観察会に参加しました。当研究室では,3年間にわたってこの観察会に継続して参加しています。このきのこ観察会は,主に東海村在住の小中学生とその保護者を対象にしています。今回も20名ほどの小中学生が参加し,公園内の森林できのこを探しました。

小中学生の子供たちが,保護者と一緒にきのこを探しています。きのこが見つかるたびに,歓声が上がります。

この観察会には当研究室からは教員と学生が複数で参加し,教員がきのこ類の解説をするだけでなく,学生も小中学生に対して様々なアドバイスをしています。森を歩くと,スズメバチ,毛虫やウルシなど,危険な生き物に出会うこともあれば,斜面から滑ってしまう恐れもあります。野外での活動経験が未熟な小中学生に,そのような野外活動でのリスクを指導することも重要です。そういった,野外活動における危機管理を実践する場としても,学生にとってはよい経験となっているようです。

研究室の学生が,参加者の小学生にアドバイスをしています。

今日の森林内は乾燥していたせいか,きのこの姿はあまり多くはなく,1時間半ほど森林を歩き回って,みんなで20種ほどのきのこを採集しました。

竹やぶで,変わったきのこを発見し,観察している少年。

当研究室では,菌類(きのこ類)を主なテーマとして,地域社会と連携しながら教育普及活動も行っています。今回のような,小中学生を対象とするきのこ観察会の支援を行っているほか,高校生のクラブ活動での調査研究の指導などにも取り組んでいます。このような活動には,研究室に所属する学生にも積極的に参加するように促しており,学生にとっては学外の多様な人々と協働する貴重な機会となっています。

今日の観察会で見つかったアンズタケ。